2階の展示は、大き4つに分割されています。まず、2階入口付近に「皇民化」と日本国内の思想統制のコーナーがあり、更に端島や高島などへの朝鮮人強制連行、及び中国人強制連行がコーナー化されています。第2のコーナーは日本軍「慰安婦」問題、第3は南京大虐殺、731部隊を含む「日本はなぜ無責任でありつづけるのか」のコーナー、そして最後の第4が戦後補償問題、「継続する差別・人権侵害」、弾圧に抗し戦争に反対した人々に関する展示コーナーです。ここでは見学しての感想を書いたり、ポストイットで貼ることもできます。さらに、2階から3階へあがる階段部分には、元毎日新聞記者・大賀和男さんの写真展示があります。
日本の植民地や制圧した地域での「皇民化」、国内における思想統制の実態を紹介しています。
日本軍の「慰安婦」(性奴隷)とされた女性たちの証言や、尊厳を回復する闘いを紹介します。
過去の加害に対する日本の戦後補償の不十分さを、ドイツの例との比較も含め紹介しています。
県内における朝鮮人強制連行の実相を示し、端島へ連行された徐正雨さんの生涯を展示しています。
友好館提携をしている南京大虐殺記念館から提供された写真などを展示しています。
侵略や戦争に反対し、弾圧に抵抗した人々がいました。彼らの言動や行動の意味を考えます。
県内の4事業場へ拉致され強制労働に就かされた中国人労働者とその背景について展示しています。
日本が犯した戦争犯罪の中でもとりわけ残虐な731部隊の犯罪について展示し書籍を紹介しています。
現在もなお日本社会に継続するさまざまな差別や人権侵害について展示しています。大きく「性差別・性暴力」と「消え去らない植民地主義」のコーナーに別れています。